名古屋正教会

Nagoya Orthodox Church

11、神の言葉を聞く、準備

 私達は行進の中で司祭が福音書を運んでいくのをみました。今度、司祭はその福音書を読みます。しかし、その前に私達は福音を聴くための準備をしなければなりません。私達は常に神と共にいる天使達がうたう歌をうたうことによってその準備をします。
「聖なる神!聖なる勇毅(力)!聖なる常生(不死)の者や!我等をあわれめよ。(この部分が三回歌われます。)光栄は父と子と聖神に帰す今も何時も世世にアミン」。
 次に司祭は『衆人に平安』と称えます。私達は聖体礼儀の始めに、平和のために祈りました。今司祭は神に対し、この平和を与えてくださるように祈ります。平和に満ちた心になって私達は神の言を聞く準備が出来ました。

「神の言を聴いた人」

 聖書にイアコフについての物語があります。イアコフは寂しいとき、不幸な時、非常に神を近くに感じました。あるとき彼は自分の家から逃げ出しました。それは彼の兄弟が彼を嫌っていたためです。彼が旅を続けていると広い野原につき、その夜はそこで眠りました.
 彼は横になり頭を石の上にのせ、星の下で眠りにつきました。彼は夢を見ました。その夢の中で彼は天にとどく梯子(はしご)を見ましたが、その一番上に神を見ました。神はイアコフに語りかけました。

『私は主である。アウラハムの神、イサアクの神である。お前が横たわっている土地をお前とお前の子孫に与えよう・・・見よ、私はお前と共に居り、お前が何処に行ってもお前を守り、この土地に戻すだろう」。

 そのときイアコフは目覚め、畏れました。そして彼は「主がこの土地に居られたのだ、しかし私はそれを知らないでいた」と言いました。そこで彼は枕にしていた石を取り、その場所を示すために盛り上げて起きました。
 彼はその場所をウェフィリ(ベテル)と呼びました。それは「神の家」の意味です。
 私達が聖体礼儀の中で神の国に来るとき、そして天使の歌を聞くとき、私達はイアコフの神との出会いのことを思い起こします。