名古屋正教会

Nagoya Orthodox Church

18、ハリストスの贈物

 私達は先に、神は私達に全てのものを賜ったこと、そして私達は聖体礼儀の中でそれら全てのものを、パンとブドー酒を捧げることにより、特別な方法で神にお返しすることを学びました。イイスス・ハリストスは、私達の捧物にはパンとブドー酒を用いなさいと教えられました。それで私達がこれら二つのものを用い、そしてハリストスが聖神に祈られた様にお祈りするとパンとブドー酒はイイススの体と血に変化するのです。イイススは神でありますから、私達は神の生命を受けるのです。これがイイススの私達に対する贈物です。
 イイススはご自分の死の前に門徒達に、何故自分が死ななければならないか、そして彼等が何故御聖体を受けなければならないかを説明されました。最後の晩さんの時、イイススはパンを取ってさき、十二人の門徒達に与えて言われました。
「取りて食らえ、これ我が体、汝らのためにさかるるもの、罪の赦しを得るを致す」。
 それから彼はブドー酒の入った器を取って言われました。
「皆これを飲め、これ我が新約の血、汝等及び多くの人のために流さるるもの、罪の赦しを得るを致す」。
 イイススはご自分の門徒達に自分はその生命を彼らに与えること、それによって彼等を神・父の元へ連れて行かれることを話されました。私達もご聖体をうける時、イイスス・ハリストスが私達と共に生きることを承認することになります。
 司祭はイイススの言葉をくり返した後、パンとブドー酒を頭上に挙げ、それを神に献げて称えます。
 「汝の賜物を汝の諸僕より衆のため、一切のため、汝に献りて」。聖歌隊は『主や汝を崇めうたい、汝をほめあげ、汝に感謝し、我が神や汝に祈る、汝に祈る」と歌います。聖歌隊がこの歌をうたっている時、司祭は神がパンとブドー酒の上に聖神を降し、それらがイイススの体と血になるように祈ります。

「最後の晩さん」

 イイススがパンとブドー酒の上に祈りを捧げそれらを門徒達に与えられた後、彼は器に水を汲んで門徒達の足を洗い始めました。その時、門徒の一人ペトルは言いました。
 「主よ、あなたは私の足を洗おうとなさるのですか」。
 イイススは答えて「もし私があなたの足を洗わなかったならば、あなたは私の生命にあずかることはできない」と言われました。
 ペトルは遂にハリストスが自分の足を洗うことを承認しました。イイススはこれをした後、自分の門徒達に説明されました。主であるイイススが彼らの足を洗われたのは、彼らも互いに仕え合わなければならないことを示すため、即ち、イイススは門徒達に模範を示されたのでした。
 最後の晩さんで、イイススが私達にご聖体を賜った時、彼は私達がどのようにしたら神の国に入ることができるかを教えられました。
 それは私達が互いに仕え合い、又、私達の助けを必要としている人々にできるだけ仕える、ということでありました。
 これが、イイススが門徒達の足を洗われた理由でした。