名古屋正教会

Nagoya Orthodox Church

20、「天に在す」のお祈り

 パンとブドー酒がご聖体、ご聖血になった後、私達は聖堂内の全ての人々、及び全ての聖人達と一緒に「天に在す」のお祈りに加わります。
 このお祈りはイイススご自身が教えられたものです。パンとブドー酒が聖体血になった後、私達はおそれることなく神の前に立ち、勇気を持って神を「私達の父」と呼びます。
 このお祈りの言葉をよく考えてみましょう。

「天に在す我等の父よ」
 イイススは私達に神を私達の父と呼ぶように教えられました。私達は教会にあって一つの家族であり、神を父として頂く兄弟姉妹です。神は天に居られて私達の肉眼ではみることができませんが、この見える世界と同じように、神は実際に居られる方です。

「願わくは汝の名は聖とせられ」
 「聖」には尊いという意味があります。この句を称えて私達は神の名は善であり、偉大であり、尊いものであることをあらわします。

「汝の国は来たり」
 私達は、神が私たちの生活を支配することを願います。そして、私達はいつか神の王国がこの地上に完成されることを望んでいるのです。

「汝の旨は天に行わるるが如く地にも行われん」
 天国においては全ての聖人や天使が神に従っている様に、私達も神に従い、神が望まれる様に行動したいと願います。

「我が日用の糧を今日我等に与え給え」
 「日用の糧」とは私達の生活に必要な全てのものを意味します。

「我等においめあるものを我等ゆるすが如く我等の債をゆるし給え」
 おいめ、とは私達が行ったり考えたりする悪いことを指します。私達は自分のこのような悪いことを神に赦してくださるように願い、そして私達も又他の人々に対して行ったり思ったりする悪いことを赦すことを神に約束するのです。

「我等をいざないにみちびかず、なお我等を凶悪より救いたまえ」
 私達は正しい、善い行いをする力を与えて下さるように神に願います。

 私達はこのイイススが直接教えて下さったこの尊いお祈りの言葉を覚え、内容をよく考えて日々の生活に生かしましょう。