名古屋正教会

Nagoya Orthodox Church

8、第2アンティホン

 この歌はイイスス・ハリストスについて書かれたもので、次の言葉で始まります。

 「神の独生の子ならびに言や・・・」

 この歌の中には理解するのにむつかしい言葉が多く含まれています。「独生の子」とはイイススが神父から唯一人お生まれになった方であることを意味します。「死せざるもの」とは、イイススが永遠に生きておられることを意味します。
 この歌は、聖書がイイスス・ハリストスについて教えていること全てを、非常に少しの言葉で私達に教えているものです。

 それは、ハリストスが神であること、ハリストスはこの世に私達と同じように住まわれる程、私達を愛して下さったこと、ハリストスは私達の救いのために十字架に死なれましたが、彼は神であり、死よりも強かったので、彼は復活されたこと、などです。

 この聖歌はローマ皇帝ユスティニアン1世によって書かれたものです。ユスティニアンはローマ帝国の6世紀の皇帝でした。当時、ローマ帝国はキリスト教を受け入れておりましたが、ユスティニアンは偉大な帝国を作ることを強く望まれました。彼はキリスト教徒の皇帝で、自分の国をいかに拡大するかを臨むばかりではなく、ハリストスのお望みになるように人々を正義と寛容で治める様にしたいと思いました。ユスティニアンはローマの人々、特に貧しい人々や病人を保護する良い法律を沢山つくりました。又、彼は親のない子供達のことを大変心配し、その子供達の為に養育院を建てました。このように、彼は正しく善い支配者でありました。もちろん、ユスティニアンの建てた帝国はもうなくなりましたが、彼のハリストスに対する信仰を書き記した美しい聖歌は、全ての正教会に於いて今日でも歌い続けられています。